「ています」は敬語として失礼?ておりますとの違いと正しいメール作法

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「ています」は敬語として失礼?ておりますとの違いと正しいメール作法
「ています」は敬語として失礼?ておりますとの違いと正しいメール作法
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🎵 「ています」は敬語として失礼?ておりますとの違いと正しいメール作法

日々のビジネスメールやチャットツールで、何気なく使っている「〜ています」という表現。上司や取引先への連絡で「これで失礼にあたらないだろうか」「『〜ております』に直すべきか」と送信直前に迷った経験を持つビジネスパーソンは少なくありません。文化庁の国語に関する世論調査や大手ビジネスマナー研修機関のアンケートデータでも、若手から中堅層の約6割が敬語の細かなニュアンス差に不安を抱えている実態が浮き彫りになっています。

言葉の選び方ひとつで相手に与える信頼感や心理的距離は大きく変わります。本稿では、「ています」と「ております」の文法的な決定打となる違いから、ビジネスメールでの具体的な使い分け、言い換えの実例までを徹底的に解体・解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:「ています」は丁寧語であり文法的に正しい敬語だが、相手への敬意をより高める場面や社外向けメールでは謙譲語(丁重語)の「ております」が適している。
  • 要点2:文法上の「〜ています」は動作の「進行形」だけでなく「状態の継続」「習慣」「結果の残存」という4つの意味を持ち、文脈に応じた適切な敬語変換が必要となる。
  • 要点3:「知っています→存じております」「思っています→存じます・考えております」など、動詞そのものの敬語化を組み合わせることで失礼のないスマートな伝達が完成する。

「〜ています」はビジネス敬語として失礼?「ております」との決定的な違い

結論から整理すると、「〜ています」は丁寧語として完全に成立した正しい敬語表現です。社内の同僚や直属の先輩に対する日常的な業務連絡であれば、何ら問題なく使用できます。それにもかかわらず「失礼かもしれない」と警戒される背景には、敬語の分類における「丁寧度」のグラデーションが存在します。

敬語の文法構造を分解すると、違いは明確になります。「〜ています」は動詞のテ形に補助動詞「いる」+丁寧の助動詞「ます」が結びついた形です。一方で「〜ております」は、「いる」の謙譲語(自分側をへりくだる丁重語)である「おる」+「ます」で構成されています。つまり、自分自身の行為を一段下げて相手を立てる謙譲の働きを持つかどうかが境界線です。

項目〜ています〜ております編集部の見解・使い分け基準
敬語の分類丁寧語(話者が丁寧に伝える)謙譲語Ⅱ / 丁重語(自分をへりくだる)相手に対する敬意の深さに明確な差がある
主な使用対象同僚・後輩・近しい社内関係者社外クライアント・役員・顧客相手との心理的・組織的距離感で選択する
ビジネスメール適性カジュアル〜一般的な社内連絡公式文書・重要メール・見積提案重要顧客には「ております」が基本マナー
動作主の制限自分側・相手側の双方に使える自分(身内)の動作にのみ限定相手の動作に「ております」を使うと誤用になる

特に見落とされがちなポイントが「動作主が誰か」です。「ております」はへりくだる言葉であるため、相手の動作に対して「〇〇様は資料を確認しておられますか?」のように使うのは間違い(正しくは「〜ていらっしゃいますか」「ご覧になりましたか」)となります。主語が誰にあるかを常に意識することが敬語マナーの鉄則です。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:m.media-amazon.com)

意外と知らない文法構造|進行形だけではない「〜ています」の4つの役割

日本語教育や言語学の観点において、「〜ています」は単に英語の現在進行形(be + -ing)に相当するだけではありません。主に4つの異なる文法的意味を持っています。この意味構造を把握しておくと、どの敬語に言い換えるべきかが直感的に判断できるようになります。

1. 動作の進行(今まさに起きていること)
「現在、システムを復旧させています」のように、現時点で動作が継続している状態を指します。ビジネスの進捗報告で頻出する用法です。

2. 結果の状態・残存(過去の動作の結果が残っていること)
「資料はすでに印刷しています」「鍵が閉まっています」のように、過去の完了したアクションによって生まれた状態が今も維持されていることを表します。

3. 習慣・反復(定期的に行っていること)
「毎週月曜日に定例会を行っています」「毎朝市場データを収集しています」など、継続的な業務ルーティンを示す役割です。

4. 属性・経験・職業(個人の特性や経歴)
「大手製造業のコンサルティングを担当しています」「以前にも類似プロジェクトを経験しています」といった、属性や実績の説明に用いられます。

このように、「〜ています」がどの状態を指しているかによって、より適切な動詞の敬語化(例:担当しております、従事しております、拝見しております等)を選択する幅が広がります。

【実態検証】ビジネスメールでの使い方と現場目線で見えたリアル

実際のビジネス現場ではどのように受け止められているのか。ビジネスマナー研修の現場観察や大手ポータルサイトのコミュニティ掲示板(知恵袋や発言小町等)に寄せられる相談事例を分析すると、過剰敬語に対する違和感と、敬意不足に対する不満の双方が混在しています。

ある大手IT企業の営業マネージャーは、社内研修の手記で次のような実情を述べています。

「新入社員のメールで『〜しております』が1文に何回も連続すると、かえって慇懃無礼で読みにくさを感じる。一方で、社外の重要顧客に対して『知っています』『送っています』と書いてしまうと、幼く雑な印象を与えてしまう。要は適材適所と文章のリズムだ」

現場で求められているのは、単に「ております」を連発することではなく、文章全体の敬語バランスと読みやすさです。同一メール内で「〜ております」「〜ております」と文末が4回以上重なると、文章が重厚になりすぎて要点がぼやけます。基本文は「〜ております」で引き締めつつ、適度に「〜いたします」「〜でございます」を交えるのがスマートなビジネス文章の定石です。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:st-note.com)

一般に知られていない盲点とネットの誤解|「知っています」「思っています」の敬語変換

ネット上の情報では「語尾を『〜ております』に変えれば敬語は完璧」という短絡的な解説も見受けられますが、これは大きな誤解です。動詞によっては、補助動詞をいじるのではなく本動詞そのものを謙譲語に変換しなければマナー違反となるケースが多々あります。

代表的な誤解と正しい言い換えパターンを確認しておきましょう。

【盲点1】「知っています」の敬語言い換え
× 知っています(丁寧語だが社外・上司には不十分)
△ 知っております(間違いではないがやや稚拙)
存じております / 存じ上げております(対象が人や会社の場合は「存じ上げております」、事柄の場合は「存じております」)
※相手に尋ねる場合は「ご存じですか」「ご承知おきでしょうか」となります。

【盲点2】「思っています」の敬語変換
× 思っています
△ 思っております(社内向けなら可)
存じます / 考えております / 拝察いたします
ビジネスメールで所見を述べる際は、「〜と思っております」よりも「〜と存じます」「〜と考えております」とする方が、知的で引き締まった印象を与えます。

【盲点3】「行っています」と「行っております」の違い
「行っています」は社内業務の報告としては十分ですが、クライアントに対する営業案内やサービス説明では「行っております」「実施しております」とするのがビジネスの標準です。さらに「弊社の施策として行っている」という能動性を強調したい場合は「推進しております」「執り行っております」など具体的な語彙に昇華させることが推奨されます。

シチュエーション別・すぐに使える「〜ています」言い換え例文集

現場ですぐにコピペ・応用できる実践的な例文を、社内と社外のシチュエーション別に整理しました。

【パターン1:社内の同僚・先輩への日常連絡(丁寧語ベース)】
・「先ほど共有いただいた議事録を確認しています。追ってフィードバックします」
・「本件について、開発チームと仕様のすり合わせを行っています
・「来週の進捗ミーティング資料を現在作成しています

【パターン2:社外クライアント・役員への公式メール(丁重語・謙譲語ベース)】
・「ご提示いただきました契約書案を、法務部門にて精査しております
・「貴社の新サービス発表の件、ニュースリリースにて拝見いたしました(存じております)
・「本プロジェクトに関しまして、微力ながら尽力いたしたいと考えております(存じます)
・「現在、担当部署にて事実関係の確認を進めておりますので、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます」

【プロの結論】おすすめできる表現・慎重になるべき場面の判断基準

敬語の真の目的は「形式的な正しさ」を守ることではなく、「相手への敬意とコミュニケーションの円滑化」を両立させることにあります。心理的安全性や業務スピードが重視される現代のビジネス環境においては、以下の基準で使い分けるのが最も合理的です。

「〜ています」を積極的に使うべき場面(向いている条件):
SlackやTeamsなどの社内チャットツール、日々の口頭報告、気心の知れたチーム内でのやり取り。過度な「〜ております」は心理的距離(バウンダリー)を無駄に広げ、業務スピードを損なう要因になり得ます。

「〜ております / 存じます」へ厳格に言い換えるべき場面(慎重になるべき条件):
社外への初回連絡、クレーム対応、重要書類の送付メール、役員・幹部への報告書。ここでは形式的なマナーの遵守が「企業の信頼性」や「担当者の誠実さ」を測る指標となるため、妥協のない謙譲表現が必須となります。

公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:m.media-amazon.com)

【っ てい ます】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:「〜ています」を上司に使うのは失礼ですか?
A1:失礼ではありません。「〜ています」は丁寧語ですので、直属の上司への日常的な口頭報告やチャット連絡であれば問題ありません。ただし、直属ではない役員への報告や、改まったメールで自分の行動を報告する際は「〜ております」を用いる方がより敬意が伝わり安全です。

Q2:「〜ておられます」と「〜ていらっしゃいます」の違いは何ですか?
A2:「〜ておられます」は関西圏を中心に敬語として多用されますが、文法的には「おる(謙譲)」+「られる(尊敬)」という組み合わせのため、一部で誤用論争があります。公のビジネス文書や全国対応のメールでは、純粋な尊敬語である「〜ていらっしゃいます」や「〜でおられます」を使用するのが最も無難で確実です。

Q3:「しています」の敬語表現は何が一番適切ですか?
A3:主語によって変わります。自分が主語の場合は「いたしております」「行っております」などの謙譲語を使います。相手が主語の場合は「なさっています」「されていらっしゃいます」などの尊敬語を用います。

まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準

リモートワークやビジネスチャットの普及に伴い、過剰な形式主義から簡潔で温かみのあるコミュニケーションへとビジネス日本語のトレンドは移行しつつあります。しかし、相手への敬意を正しく示す「基本の型」を知っているか否かは、いざという重要な局面での信頼関係を決定づけます。

「〜ています」は丁寧語として基本を守りつつ、社外や改まった場では「〜ております」、動詞そのものの敬語化(存じております等)を意識的に使い分けること。この使い分けの基準を頭に置いておくだけで、日々のメール作成に対する迷いは完全に解消されるはずです。 (出典: っ てい ます(Yahoo!ニュース)

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