リップスライムメンバーの現在と脱退真相|3人体制の裏にある全記録
2000年代の日本のヒップホップシーンを牽引し、ポップとストリートの境界を打ち破って国民的ヒットを連発したRIP SLYME(リップスライム)。「楽園ベイベー」や「熱帯夜」をはじめとする数々の名曲で一時代を築いた彼らですが、突如の活動休止、メンバーの不倫騒動、そして衝撃的な脱退劇を経て、グループの構造は劇的な変貌を遂げました。
2026年現在、グループはRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名による新体制でライブや楽曲制作を精力的に展開しています。一方で、メロディメーカーとして不可欠だったPESの脱退真相や確執、メディアから姿を消したSUの現在地など、黄金期を知るファンが抱く疑問は尽きません。報道各社の取材記録、メンバー自身の手記や公式声明を総括し、歴代メンバーの足跡と現在を客観的に紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:RIP SLYMEは現在、RYO-Z・ILMARI・DJ FUMIYAの3人体制で活動中であり、フェス出演や新曲配信を継続している。
- 要点2:PESは2017年9月に脱退済みであり、2021年に明かされた「長年のいじめと孤立」を背景に5人での再結成は事実上不可能な状況にある。
- 要点3:不倫騒動で活動休止の契機を作ったSUはグループを離れ、現在はDJ・タレント・福祉関連活動など独自のソロ活動を展開している。
【メンバーの現在】RIP SLYME各メンバーの活動状況と最新動向
かつて5人で構成されていたRIP SLYMEは、現在明確に「3人組ユニットとしてのRIP SLYME」と「ソロ活動に専念する元メンバー2名」に分かれています。2026年時点におけるそれぞれの動向を整理します。
現行メンバーであるRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名は、2022年4月の活動再開以降、精力的なリリースと全国ツアー、大型フェスへの出演を重ねています。YouTubeチャンネルでの情報発信や、次世代ラッパーとのコラボレーションを積極的に行い、オールドスクールな遊び心を残しながらも時代に合わせた音楽表現を提示し続けています。
一方、グループを離脱したPESは、シンガーソングライター・プロデューサーとして自身のレーベルを中心にマイペースな音楽活動を継続中です。独自のポップセンスと卓越したソングライティング能力は健在で、舞台音楽や他アーティストへの楽曲提供など、職人的なポジションを確立しています。
そしてグループ活動休止の発端となったSUは、音楽イベントでのDJプレイや舞台出演、YouTubeやSNSを通じた発信を行いながら、一時期の芸能界引退危機を乗り越え、独自の立ち位置でセカンドキャリアを築いています。
泥沼の脱退劇と活動休止の経緯|PES告白の真相と不仲説の核心
リップスライムが活動休止に至り、現在の体制へと至ったプロセスには、単なる音楽性の違いにとどまらない深刻な人間関係の摩擦が存在していました。発端から真相解明までの経緯は、以下のタイムラインで動いていました。
事態が表面化したのは2017年4月、SUの不倫報道でした。これによりグループは活動自粛に追い込まれ、2018年10月には公式サイトが突如閉鎖、グループは事実上の活動休止状態へと突入しました。当時は「SUの不祥事による連帯責任」という見方が大半を占めていました。
しかし、2021年秋に事態は急展開を迎えます。残されたメンバーがインスタライブなどでグループ再始動を匂わせた際、PESが自身のSNSおよび公式声明にて「自分は2017年9月の時点で既にグループを脱退し、事務所も辞めている」という衝撃の事実を公表しました。
さらにPESは、長年にわたりメンバー間で精神的嫌がらせや無視などの「いじめ」に近い扱いを受けていたこと、精神的な限界を迎えて脱退に至ったこと、そして脱退後も自身の関与しないところで名前を使われ続けていたことへの苦悩を生々しく告白しました。この告白を受けてRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名は公式謝罪動画を公開し、PESとのコミュニケーション不足や配慮を欠いた対応があったことを認め、謝罪する事態へと発展しました。
この一連の経緯により、ネット上で長年囁かれていた「不仲説」は単なる噂ではなく、修復不可能なレベルにまで深刻化していた事実が白日の下に晒されることとなりました。
【比較検証】RIP SLYME歴代メンバーのプロフィールと現在地一覧
グループの黎明期から支えた初期メンバーから、メジャーシーンを席巻した黄金期の5人まで、各メンバーの役割と現在のステータスを比較表でまとめました。
| メンバー名 | 当時の主な役割 | 現在のステータス | 2026年現在の主な活動状況 |
|---|---|---|---|
| RYO-Z | MC(リーダー格) | 現役メンバー | RIP SLYMEの中心としてライブ出演、ラジオDJ、トークイベント等で幅広く活動。 |
| ILMARI | MC(フロントマン) | 現役メンバー | グループ活動のほか、別ユニットThe Beatmossやモデル・タレント業も並行。 |
| DJ FUMIYA | DJ / サウンドプロデュース | 現役メンバー | RIP SLYMEの全楽曲制作、他アーティストへのトラック提供、クラブDJとして第一線で活躍。 |
| PES | MC / メロディメイク | 脱退(2017年9月) | ソロアーティストとして楽曲リリース、劇伴制作、他アーティストプロデュースに注力。 |
| SU | MC(低音ボイス・ダンス) | 脱退(活動休止に伴い離脱) | DJ大蔵(ケツメイシ)らとのイベント出演、タレント活動、YouTube配信等。 |
| 初期歴代メンバー (DJ SHOJI, DJ Shige) | インディーズ期DJ | 初期脱退(1990年代後半) | インディーズ時代(結成初期)に在籍し、FUMIYA加入前に脱退。 |
【実態検証】3人体制での復活に対するファンの本音と音楽的評価
2022年4月に5カ月連続シングルリリースを皮切りに始動した3人体制のRIP SLYME。現場のリスナーや音楽評論家の間では、評価と戸惑いが入り混じるリアルな反応が見受けられます。
好意的な評価として際立つのは、「DJ FUMIYAによるトラックメイキングの進化」と「圧倒的なライブパフォーマンスの安定感」です。RYO-ZとILMARIという対照的な声質を持つ2人のフロントマンが掛け合うスタイルは、タイトで洗練された大人のグルーヴを生み出しており、各地の野外フェスでは2000年代を知らない若い世代をも巻き込んでフロアを熱狂させています。
一方で、往年のファンコミュニティからは「やはりPESの高音フック(サビ)とキャッチーなメロディラインが恋しい」「SUの低音ボイスが入ることで完成していた5声のバランスが失われた寂しさは否めない」という声も根強く存在します。黄金期の楽曲を3人で披露する際のアレンジには工夫が見られるものの、かつての「完璧な5人組アンサンブル」との違いを意識するリスナーは少なくありません。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上のまとめ記事やSNSでは、一部で事実とは異なる誤解が定着しています。客観的証拠に基づき、代表的な2つの誤解を正します。
誤解①:「活動休止の理由は100% SUの不倫問題だった」
これはメディア報道の切り取りによる典型的な誤解です。SUの騒動が休止の直接的な引き金(きっかけ)になったことは事実ですが、本質的なグループ瓦解の理由は、その以前から長期にわたって蓄積していたPESと他メンバー間の深刻な人間関係の歪みでした。不倫報道が起きる数カ月前には、すでに内部崩壊が決定的になっていました。
誤解②:「将来的に5人での完全体復活があり得る」
ファンの間では周年記念などのサプライズ再結成を期待する声もありますが、現実的な可能性は極めて低いと言わざるを得ません。PES自身が公の場で発言した「精神的苦痛の深さ」と「関わりを断つ意志の固さ」は明白であり、ビジネスライクな一時的合流すら受け入れ難い心理的障壁が存在しています。現在の3人体制は、妥協ではなく「これ以上元には戻れない前提での新たな船出」です。
【プロの結論】音楽グループの長期継続と人間関係における組織心理学的教訓
地元の友人同士やスクールカーストのノリからスタートしたグループが、メジャーシーンで巨大な商業的成功を収めたとき、関係性の破綻を招くケースは音楽業界において珍しくありません。
RIP SLYMEのケースは、組織心理学における「役割の固定化と心理的バウンダリー(境界線)の崩壊」という典型的な構造リスクを示しています。学生時代の上下関係や「いじり」の延長線上でビジネスを継続した結果、音楽的支柱として負荷を抱えていたメンバーへの精神的配慮が疎かになり、深刻な孤立を生んでしまいました。
この事例から得られる教訓は明確です。「どれほど親しい関係であっても、仕事として成立させる以上は個人の尊厳を尊重し、健全なコミュニケーション環境を意図的に設計しなければ組織は自壊する」ということです。3人となった現在のRIP SLYMEが、互いの距離感を再構築しながら活動を続けている姿は、過去の痛烈な反省を経た上での成熟のプロセスと言えます。

【リップ スライム メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIP SLYMEの現在の正式メンバーは何人ですか?
A1:現在はRYO-Z(MC)、ILMARI(MC)、DJ FUMIYA(DJ)の3人体制で活動しています。2022年よりこの体制で新曲リリースやライブ活動を行っています。
Q2:PESが脱退した本当の理由は何ですか?
A2:公式な音楽性の相違だけでなく、メンバー間における長年のいじめや無視といった精神的孤立が原因であったことを本人が告白しています。2017年9月にすでに脱退しており、関係修復は困難な状態です。
Q3:SUは現在何をしているのですか?RIP SLYMEへの復帰はありますか?
A3:SUは現在、ソロでDJ活動やタレント業、YouTube配信などを行っています。現時点でRIP SLYMEへの公式な復帰予定はなく、独自の活動を継続しています。
Q4:RIP SLYMEの初期メンバーには他に誰がいましたか?
A4:1990年代中盤の結成初期(インディーズ時代)には、DJ SHOJIとDJ Shigeが在籍していました。その後彼らが脱退し、DJ FUMIYAが加入して黄金期の5人組体制が完成しました。
まとめ:変革を受け入れたRIP SLYMEと各自が歩む新たな表現の道
日本のポップミュージック史に刻まれたRIP SLYMEの功績は、メンバー間の分裂や体制の変化があったとしても決して色褪せるものではありません。5人が揃った全盛期の輝きは唯一無二のものであり、今なお多くのリスナーに愛され続けています。
過去の過ちや軋轢を乗り越え、3人編成として新たなグルーヴを追求する現行のRIP SLYME、そして自らの表現を貫くために独立した道を選んだPESやSU。それぞれの選んだ現在地を正しく理解し、進化し続ける彼らの個々の音楽と活動に注目していくことが、今を生きるファンにとって最も誠実な向き合い方と言えるでしょう。 (出典: リップ スライム メンバー(Yahoo!ニュース))