越谷・鷺高第五公園の真実|遊具と駐車場事情&野鳥の森との違い
埼玉県越谷市の閑静な住宅街に佇みながら、地域住民の間で「キャンベルタウン公園」の愛称で親しまれている「鷺高第五公園(さぎたかだいごこうえん)」。オーストラリアの異国情緒を感じさせるユニークなモニュメントや充実した遊具が揃い、休日には多くの子連れファミリーで賑わいを見せています。
しかし、ネット上では「駐車場はあるのか」「有名な野鳥の森と何が違うのか」といった疑問や、現地を訪れて初めて気づく注意点を指摘する声も少なくありません。現地取材の知見と自治体データをもとに、その意外な歴史的背景から設備の実態、失敗しない訪問プランまで徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「キャンベルタウン公園」の通称は、越谷市と豪州キャンベルタウン市の姉妹都市提携記念事業と地域の土地区画整理が結びついた歴史に由来する。
- 要点2:本格的な動物園施設である「キャンベルタウン野鳥の森」とは全く別の公園であり、鷺高第五公園側には専用駐車場が存在しない点に厳重な注意が必要。
- 要点3:幼児から小学生低学年向けの複合遊具と芝生エリアが整っており、近隣住民の憩いの場・ピクニックスポットとして極めて高い満足度を誇る。
【意外な由来】なぜ「キャンベルタウン公園」?姉妹都市の歴史と命名の真相
越谷市東大沢の住宅街に位置する「鷺高第五公園」が、なぜ遠く南半球の都市名を冠した「キャンベルタウン公園」と呼ばれているのか。そのルーツは、越谷市が1984年(昭和59年)4月11日にオーストラリア・ニューサウスウェールズ州キャンベルタウン市と結んだ姉妹都市提携に遡ります。
当時、越谷市は国際親善と多文化交流を推進するため、教育・文化・スポーツなど多岐にわたる交流事業を展開していました。その象徴的事業の一つとして、鷺後・東大沢周辺の土地区画整理事業(鷺高土地区画整理事業)によって新設された街区公園に、友好の証としてキャンベルタウンにちなんだシンボルやモチーフが導入されたという経緯があります。
園内には、オーストラリアの自然や文化を彷彿とさせる意匠が散りばめられており、単なる街区の児童公園にとどまらない個性を放っています。正式名称である「鷺高第五公園」を行政上の公称としつつも、設置された記念碑や遊具の特徴から、住民や子どもたちの間で自然発生的かつ親しみを込めて「キャンベルタウン公園」と呼ばれるようになりました。

【最大の落とし穴】「野鳥の森」との決定的な違いと駐車場のリアル
越谷市外から訪れるファミリー層が最も陥りやすい罠が、同じ越谷市内にある「キャンベルタウン野鳥の森」との混同です。名称が酷似しているため同一の施設、あるいは隣接していると誤認されがちですが、両者は所在地もコンセプトも全く異なる独立した施設です。
最大の違いは「規模」と「駐車場の有無」にあります。大吉(おおよし)地区にある「キャンベルタウン野鳥の森」は大吉公園内に位置し、オーストラリアから寄贈されたインコやエミュー、ワラビーなどを飼育するバードケージ型の有料施設で、約40台収容の大規模無料駐車場を完備しています。一方、東大沢にある「鷺高第五公園」は入場無料の街区公園であり、公園利用者専用の駐車場は一切設けられていません。
| 比較項目 | 鷺高第五公園(キャンベルタウン公園) | キャンベルタウン野鳥の森 | 編集部の見解・注意点 |
|---|---|---|---|
| 所在地 | 越谷市東大沢5丁目 | 越谷市大字大吉272-1 | 車で約7〜10分(約2.5km)離れた別拠点 |
| 施設形態 | 街区公園(屋外児童遊園) | 動物園型動植物園(有料) | 遊具遊びなら鷺高、動物観察なら野鳥の森 |
| 駐車場 | なし(周辺コインP利用) | あり(無料・約40台) | 鷺高第五公園への路上駐車は近隣トラブルの元 |
| 主な設備 | 複合遊具、砂場、芝生広場、公衆トイレ | 巨大ケージ、展示館、売店、多目的トイレ | 目的を取り違えると大幅なタイムロスに直結 |
| 利用料金 | 完全無料(常時開放) | 大人100円 / 小中学生30円(未就学児無料) | どちらも抜群のコストパフォーマンスを誇る |
鷺高第五公園へ自家用車で向かう場合、公園前の道路は閑静な住宅路であり、短時間の停車であっても生活車両の妨げとなります。車で来訪する際は、徒歩5〜8分圏内にある東大沢エリアや北越谷駅方面の民間コインパーキングを事前にリサーチし、ルールを厳守して駐車することが不可欠です。
【遊具と設備】幼児から小学生まで夢中になる複合遊具とトイレ事情
地域密着型の公園でありながら、鷺高第五公園が「越谷市のおすすめ公園」として常に名前を挙げられる理由は、子どもたちの冒険心を刺激する遊具のクオリティにあります。
公園の中央にそびえる大型複合遊具は、滑り台やネット遊具、吊り橋が一体となったダイナミックな構造です。滑り台も高低差やスロープの傾斜が異なる複数のルートが用意されており、歩き始めの1〜2歳児から活発に動き回る小学校中学年まで、成長段階に応じた遊び分けが可能です。
さらに、複合遊具の周辺には、砂場やスプリング遊具、安全バー付きのブランコが設置されており、キャンベルタウン公園は幼児向け設備が非常に充実しています。地面の多くにはクッション性のある土や芝生が敷かれており、転倒時の衝撃を和らげる配慮がなされています。
衛生設備として気になるトイレ事情についても、園内には男女別の公衆トイレが整備されています。最新型の商業施設のような豪華さはないものの、定期的な巡回清掃が行われており、幼児の急な「トイレ!」にも十分対応可能です。ただし、オムツ交換台などの多機能設備は簡易的であるため、乳幼児連れの場合は携帯用オムツ替えシートやウェットティッシュを持参しておくと安心です。

【実態検証】利用者の口コミ・評判と休日の混雑状況
現地を定期利用する保護者層の口コミや評判を分析すると、共通して挙げられるのが「見通しの良さ」と「ちょうどいい広さ」に対する高評価です。
公園全体がフラットな見通しの利く長方形に近い設計となっており、保護者がベンチや芝生に腰を下ろした状態でも、子どもがどこで遊んでいるかを視界に捉えやすい構造になっています。広大すぎる県営公園とは異なり、「子どもが迷子になるリスクが極めて低い」という心理的安全性が、ワンオペ育児に励む保護者からも絶大な支持を集めています。
一方、気になる混雑状況ですが、天候に恵まれた週末の10:30〜14:30が混雑のピークとなります。近隣のファミリーがレジャーシートやポップアップテントを持ち込んでピクニックを楽しむ姿が多く見られ、日陰のベンチやすべり台周辺は賑わいます。人混みを避け、遊具をゆったり独占して遊ばせたい場合は、午前9時台の早朝アプローチ、もしくは夕方15時半以降の訪問が狙い目です。
【アクセス&周辺情報】最寄り駅からのルートとおすすめ周辺ランチ
鷺高第五公園へのアクセスは、公共交通機関または自転車・徒歩の利用が最もスムーズです。
鉄道を利用する場合、東武スカイツリーライン「北越谷駅」東口、または「せんげん台駅」東口が最寄りとなります。北越谷駅東口から茨城急行バス(老人福祉センター行き等)を利用して「東大沢五丁目」または近隣のバス停で下車すれば、徒歩数分で公園に到着します。徒歩の場合は駅から約20分〜25分程度を要するため、天気の良い日の散歩コースとして歩くか、駅前のシェアサイクルを活用するルートが実用的です。
また、お出かけ時に気になる周辺ランチ事情ですが、東大沢周辺は知る人ぞ知る個人経営の良質なベーカリーやテイクアウト対応のカフェが点在しています。公園から徒歩圏内にある街のパン屋さんで焼き立ての惣菜パンを調達し、園内の芝生エリアでピクニックランチを広げるスタイルが地元ママ・パパの間で定着しています。落ち着いて外食を楽しみたい場合は、県道19号沿いや駅前エリアまで少し足を伸ばせば、座敷席やキッズメニューを備えたファミリーレストランも多数揃っています。

【プロの結論】公園選びの判断基準|向いている人・見送るべき人
都市計画と子どもの遊び環境の視点から総合的に分析すると、鷺高第五公園は「目的を明確にして訪れることで真価を発揮する名スポット」と結論づけられます。後悔のない休日を過ごすために、以下の判断基準を参考にしてください。
◎ 鷺高第五公園をおすすめできる人
- 1歳〜小学校低学年の子どもを連れたファミリー:視界が行き届くサイズ感の中で、適度なスリルと安全性を兼ね備えた遊具遊びを堪能させたい家庭。
- 手軽にアウトドア・ピクニックを楽しみたい人:大型テントの設営や本格キャンプではなく、シートを広げて手作り弁当やテイクアウトランチを青空の下で楽しみたい人。
- 徒歩・自転車・公共交通機関での移動が苦にならない人:駅からのバス移動や近隣散策をのんびり楽しめるスタイルの方。
▲ 利用を慎重に検討・別プランへ切り替えるべき人
- 完全マイカー移動を前提としている家庭:専用駐車場がないため、満車のパーキングを探して住宅街を彷徨うリスクを避けたい場合は、無料駐車場完備の「キャンベルタウン野鳥の森」や「しらこばと水上公園」を選択するのが無難です。
- 高学年の子どもに激しい運動をさせたい人:ボール遊びを全力で行える広大なグラウンドや長距離サイクリングロードはないため、体力を限界まで消費させたい中高学年児には物足りなさを感じる可能性があります。
【鷺高第五公園(キャンベルタウン公園)】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:公園内でテントやサンシェードを設置しても大丈夫ですか?
A1:ペグ打ちを行わない小型のワンタッチ式ポップアップサンシェードであれば、他の利用者の通行や視界を妨げない芝生エリアの一角に設置可能です。ただし、大型テントやタープの設営、バーベキューなどの火気使用は禁止されています。
Q2:キャンベルタウン野鳥の森へ歩いて移動することはできますか?
A2:直線距離で約2.5kmほど離れており、子どもの足で歩くと40分〜50分程度かかります。両方を同日にハシゴする場合は、自転車または自家用車(野鳥の森側の無料駐車場へ移動する形)での移動をおすすめします。
Q3:雨の日でも遊べる屋根付きのスペースはありますか?
A3:園内には東屋(あずまや)やベンチの上に小さな屋根がある程度で、雨天時に思い切り身体を動かせる屋内・半屋内設備はありません。降雨時や雨上がり直後は遊具が滑りやすくなるため、天候が回復した晴天時の訪問が適しています。
まとめ:越谷の隠れた名所を賢く遊び尽くすための心得
越谷市の国際交流の歴史をその名に宿す「鷺高第五公園(キャンベルタウン公園)」。一見すると閑静な住宅街の公園でありながら、計算された複合遊具と見通しの良い広場設計は、育児世代にとってかけがえのない週末のリフレッシュ空間を提供してくれます。
「専用駐車場がない」「野鳥の森とは別物」という2つの重要ポイントさえ事前に押さえておけば、無駄なストレスを感じることなく充実した時間を過ごせます。天気の良い週末は、お気に入りのパンを片手に、地域の温もりとオーストラリアの風を感じるこの公園へ足を運んでみてください。 (出典: 鷺 高 第 五 公園 キャンベル タウン 公園(Yahoo!ニュース))